最近、何かと話題の糖質制限食を主張される方の説明の中に、
「先住民」とか「原住民」は、何を食べていたのか?
農耕が広まるまでは、彼らは、糖質ではなく、もっぱらたんぱく質を摂取していた、
糖質がなくても人間は平気だ、
イヌイットを見ればわかるが、糖新生という体の機能によって、糖質を摂取しなくとも糖質を体内で作れる、
というものがあります。
「先住民」とか「原住民」とは、いつの時代の人なのでしょう?
縄文時代が採集狩猟、弥生時代が農耕というのが、昔の通説でしたが、今では、縄文時代の中期には、すでに、ある程度の栽培がおこなわれていたことは常識になっています。
そして、糞石(糞の化石)を調べることで、
昔の人間は、とにかく、雑食であることがわかっています。
当たり前と言えば、当たり前。
生きることは食べること、
食べられる物を食べること、
確保できる物を食べること、
となれば、
栽培という手法を手にいれる以前は、
その土地で取れる物を手当たり次第に食べる、
それなくして、生き続けることはできません。
栄養とか体内の反応とかのミクロ分析など関係なく、
とにかく、
生きる為に食べる。
雑食は必然だったのでしょう。