全自動の炊飯器。
浸漬から蒸らしまで、お任せ炊飯。
時間はどれくらいかかっているでしょうか?
多分、40数分(白米の場合)。
昔のガス炊きの文化釜なら、
浸漬は30分~一時間、
炊飯が15分、蒸らしが15分。
総工程で一時間以上。
現在の炊飯器は、トータルで40数分となると、
浸漬時間を含めると、短縮されているし、
炊飯時間だけで見れば、長くなっている。
そうです、この長くなっているところがミソです。
実は、通常の炊飯モードだと、
最初の15~20分、
水温を40~50度に上げて、
お米を浸漬しているのです。
この時間と温度は、各メーカーで違うと思われます。
パナソニックは、これを
「前炊き機能」
と呼んでいました(以前は)。
今は、多分、マニュアルのどこにも書いてないかと。
そうすると、わざわざ、
昔のように浸漬時間をとったら、
この前炊き機能は不要になる。
時間の無駄ですね、ダブっているわけですから。
まず、これを知らずに、
しっかり一時間浸漬してから、
普通の炊飯モードで炊いているご家庭も多々あるかと思われます。
ということで、
もし、時間に余裕があり、
浸漬時間をとれるなら、メーカーによって呼び名が違いますが、
「早炊きモード」
「高速炊飯モード」
「急速炊飯モード」
を試してみると面白いかも。
もしかしたら、いつもより美味しいご飯になるかも?!
さらに言うと、
実は既にこのプロセスがモード化されているかもしれません。
我が家の炊飯器は、
今はなき 「サンヨー」 のIH圧力踊り炊きです。
たくさんのモードがあります。
その中に、
「匠炊き」
と
「ひたし炊き」
という機能があります。
前者は、機械お任せなのですが、
要するに、水温を上げずに、じっくり浸漬させる、
そのために、炊飯時間が通常よりかかります。
言ってみれば、「昔の炊飯モード」なんですが、
呼び名は 「匠炊き」 笑
後者は、炊飯を始める前の浸漬時間を
自分で設定します。
是非、一度、普通の炊飯モードだけではなく、
上記のような機能を試してみてはいかがでしょうか?