持ち込み玄米の精米について

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「精米して欲しい」と

玄米を持ち込まれるお客様が多数いらっしゃいます。

普段であれば、当店サイトでご案内しているように(持ち込み玄米の精米)、

お時間さえいただければ、承っているのですが、

昨年の新米時期より、お断りしております。

サイトにも書いておりますが、

やはり原発事故を受けて、当店のような店でも、仕入れするお米については、

1)まず、地域内の検査で未検出であること
2)できれば、個別の検査を受けること
3)さらに、その検査も県や地域の検査の下限値より低いこと

などを基準に、個別生産者との話し合いを通じて、仕入れしております。

それだけ、生産者も当店も気を使っているところで、誰がどこで作ったのか、わからないお米を機械に入れたくないのです。

「西日本のお米なんだけど」
「北海道のお米なんだけど」

と言われても、

「申し訳ありません」

としか、答えようがないんです。


実際のところ、国の暫定規制値(500Bq/kg)は非常に高いもので、福島の一部ではそれを超える、もしくはそれに近いものも検出されていますが、

一般的には、下限値20Bq/kgでの検査でも、ほとんど未検出です(セシウムが二種類あるので、計算的にはセシウム全体で40Bq/kg以下ですが)。

福島ですら、5~10Bq/kgの下限値検査でも、未検出の検体がほとんどですが、マスコミでは、悪いことばかりを取り上げて、全体像を見せようとはしません。

あくまでも、煽ることが目的なので、本来あるべきジャーナリステックな説明を避けているようにしか思えません。


なお、西日本では検査をしている県もありますが、その検体数は微々たるものですし、あの広い北海道では、たった三か所、それも農業試験場という、今まで高 い放射能が測定された福島の田んぼ(砂状地で、背後に山を抱えて直接水が入り込む)とは全く異なる土壌条件で、およそ高い数値が検出される可能性が少ない ところです。

九州のお米ですら、セシウムが検出されたという報告もあり(その後、よくわからない説明で否定されましたが)、

福島からどれだけ遠いかだけをもってして、安全かどうかを判断することも意味がありません。

だいたい、1950年代からずっと人工放射能は検出されていて、下限値を下げれば、昨年だって検出されますし、今年の日本の米、否、生産物全て、そして世界の生産物、全て検出されるはずです。


そういうわけで、あくまで、当店がわかって仕入れたお米しか、精米機には通したくないのですが、これが、今年いっぱいなのか、さらに、何年か続くのかは、2012年の新米時期の検査を受けての判断になろうかと思います。


なお、市内には四か所コイン精米機があるので、ご自宅から一番近いところをご案内しております。

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このページは、RIOが2012年2月 8日 08:30に書いたブログ記事です。

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