2012年1月アーカイブ

当店で販売している海苔は三種類。

上海苔
青まぜ海苔

そして、上海苔程度のカット海苔がいっぱいに詰まった丸缶。

海苔の通販ページもあります。

丸缶には、28枚分の海苔が入っています。

もし、お手元に頂き物の海苔の丸缶があったら、中身がどれくらい入っているか見ていただきたいですね。

個包で便利ですが、中はすかすか かと。




ところで、これは金缶です。

ぎっしり詰まっています。

そして、中身は、甘くて美味しい特上海苔。

実は、これ、上記の海苔を作っている親戚の海苔問屋からの御歳暮です。

一缶3500円(税別)なので、ちょっと進物にといっても。

贈る方も贈られる方も、わかっている方でないと、難しいですね。
新年明けのご注文をいただきました。

保険の契約御礼か、もしくは営業促進か、

1kg用のお米パッケージ。

今回は、山形県の『つや姫』

前回は、『夢ごこち』でした。

年明け早々、92セット作って発送しないと。

1kg用のクラフト米袋に詰めて、封印シールを貼って。

気持ちのよい営業活動や契約御礼になれば嬉しいです。
「引越しご挨拶用にお米を」というページを作ってさて何年?

特に、3~4月、9~10月に注文が集中しますが、それでも、年間通じて、ばらばらとご注文いただいています。

この年末にも。



ありがたいですね。

引越し挨拶用のお米をご注文いただき、

それからご出産されて内祝いのお米(だっこ米)のご注文をいただき、

それから定期的にお米を通販でご購入いただき、

という昔では信じられないような流れのお客様もいらっしゃいます。


引越し挨拶米やデザイン袋の贈答品は、やはり見た目に対する評価をいただくことが多いですが、

米屋としては、やっぱり、中身を味わっていただき、それが毎日の食卓につながるお付き合いになることが理想です。

ほんとに、お米が美味しいと言ってもらえると、とにかく嬉しいもんです。

勿論、デザインやパッケージングをほめていただいてもそれはそれで嬉しんですが。

所詮、米屋なもので m(__)m

このところ、低グルテリン米をお求めのご来店の方が増えてきました。

ネット検索で、当店HPをご覧になってから来られているようです。

当店では、三種類の低グルテリン米を扱っております。

LGCソフト
エルジーシー潤
ゆめかなえ


低グルテリン米とは、タンパク質制限の食事のためのお米です。

お米には、7%前後のタンパク質が含まれていますが、実は、身体が吸収する易消化性タンパク質が75%、排出されてしまう難消化性タンパク質が25%くらいなんですね。

100%吸収していない。

低グルテリン米は、難消化性タンパク質を増やして、結果として身体が吸収するタンパク質を減らそう、という趣旨のお米です。

だいたい、普通のお米の60%くらいになります。

ところで、この低グルテリン米、ご注文後の精米で、なおかつ、他のお米の作業中に同時に作業したくないために、早朝もしくは夜間の精米をしております。ということで、当日のお引き取りが出来ません。

是非、まずは、お電話でお問い合わせをいただきたいと思います。
お誕生日プレゼント用に、デザインパッケージのお米をご注文いただきました。



お孫さん達からおじいちゃんへのプレゼントという形で。

今回は、ご予算一万円とのことで、

3kgのお米に、海苔の丸缶2個+佃煮5個というパッケージになりました。

梱包結果はこんな感じです。

市内にお住まいだったお客様。

関西に引っ越されてしまいましたが、今まで召上っていた、千葉県の無農薬ミルキークィーンを、やっぱり食べたいということで、

通販にてご注文をいただきました。

これって、最高に嬉しいですね。

送料やら手数料やらかかるのに。

でも、生産者が美味しいお米を作ってくれているからであって、当店はせいぜい玄米色選などで粒よりにしているだけです。

なにしろ、この場合、玄米販売ですから。

多謝 ⇒ 生産者の皆さん & お客様
石川県の番場さんがご来店時に色々お話したときに農薬の話をしました。

「放射能は怖いけど、農薬は怖くないのかな?」

という話になり。

ラットなどの実験から、国が安全基準を定めて、そして私たちはたいして気にせずに農産物を食べている。

添加物も同様だけど。

放射能については国は信用できないけど、農薬や添加物は大丈夫なのかな?


1960年代とか農薬をばんばん振っていた時代に比べると、今は農薬は危険度も低くなり実際の使用量も減っているし、生産者も直接吸引しないですむような使い方になってきたり、と変わってきています。

農薬基準も当然、昔より厳しくなっています。

ということで、使用量が多かった時代のこと。

●有機リン系の今は使用禁止の農薬を使っていた年代の生産者には、自律神経失調の方が多い

●今は使用禁止の除草剤を使っていたある県では、障害を持って生まれてくる赤ちゃんが多かった

などなど。

多分、今ならニュースになるような話しをお伺いしました。


さらに、2000年頃まで、大豆の収穫期になると、除草剤をまくなんて話も。

なぜ、収穫期に?

葉っぱを落として、後の作業をしやすくする為だそうです。

除草剤をばんばん使っても大丈夫な、遺伝子組み換え大豆の狙いが、なんとなく見えてくるような。



無農薬の大変さは、産地に行って、直に見るとわかります。

夏のとんでもない蒸し暑い日中、稲と稲の間を手押し車を押しながら、

雑草を手取りしていく。

雑草対策は様々な方法がありますが、それでも、どうしても雑草は取りきれない。最後は、人力に頼るしかない。

収量は普通より悪く、体力勝負の草取り、それが、ついて回るのが無農薬栽培。

見ていたら頭が下がります。

のんきに会話をしながら、売ったり買ったりしていられるご気楽さよ。


でも、価格の問題もあって、ほとんどの人は、慣行栽培か、せいぜい減農薬栽培。

残留農薬は間違いなくあります。
検査で未検出でも、それは、検査の下限値以下ということで。

でも、
「ごくごく微量だから、健康には問題ない」

勿論、ごくごく微量でも、体の中で悪さはしています。

人間がそれに耐えられるという前提で、使っているだけです。

放射能と同じ話しなんだけど。
久しぶりに、漫画 「美味しんぼ」を読みました。

主人公たちが、震災後に気仙沼を訪問して、旧知の畠山重篤さんを訪ねるという話でした。

津波の大きさ、その被害は知っていたものの、さすがに、本人の口を借りての描写はすごいものでした。

この畠山重篤さんは、「森は海の恋人」運動の発起人。

家業の牡蠣養殖に従事してきた畠山さんですが、養殖の質と量が低下することに悩んでいて、

その原因を、上流の森が荒れ、広葉樹から川を伝って海に流れ出る養分が減少していることに求め、

そして、森・川・海の循環の大切さを実感・実践するため、1989年より気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山で、漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人」を始めました。

実際、その後の研究で、広葉樹の多い森からの養分には鉄が多く、これがプランクトンから始まる食物連鎖にとって非常に重要なファクターとわかっています。


そして、こういう循環の中で、農業も大事な役割を持っています。
土壌と水の保持です。

富山和子さんの「生きているシリーズ」でわかります。

ここでは、全てがつながっていて、経済学的には見事に外部経済だらけです。

都市部の生活や工業が、否応なく外部不経済の塊である一方で。

もし、外部経済・不経済を数値化できたら、そして不経済は将来へのつけ回しであることを思うと、GDPの数字とは何てくだらない指標なんだろうと気付くはずなんですが。

(ある経済主体の経済活動が、市場を介さずに、他の経済主体の経済活動に及ぼす影響を外部効果といい、それがよい効果である場合は外部経済といい、望ましくない効果である場合は外部不経済という。後者の典型は公害である。
農業の有する多面的機能は、対価が払われることなく、他の主体にプラスの効果を与えるという意味で外部経済効果の性格を有している。出典:コトバンク - 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 kotobank

こういうことを知ってしまうと、今回の原発事故を受けて、

「福島での農業は人殺し」だとか
「東北の農産物は捨てろ」だとか

とても悲しくなります。


継続性こそが、本質的な課題であり、全ての日本人が他人事と思わずに、まずは推移を見守って欲しいですね。

どれだけ、作物に放射能が移行するのか、土壌の性質や周囲の環境がどう放射能の移行に影響するのか、これからどのように減っていくのか、

誰もかって(意識して)経験したことのないことなんです。

1950年代からのデータはかなりありますが、ただ、計測されていただけで、ほとんど何の解釈も行われていません。

やってみないとわからない。


問題のある作物の流通にまつわる問題は、別の話です。

もっとも、誰を信用していいのか、は確かに悩むところですね。



以下のサイトにも鉄や森、そして海との関連が書かれています。


北海道の沿海の復活を目指して


環境律市 宇和島 「宇和海に緑をひろげ環境を守る会」

「鉄 広葉樹 プランクトン」で検索してみてください。



畠山さんや富山和子さんの著書は、当店サイトでも紹介しています。
家族がドコモショップで手続きをした際に、

ひょんなことから、デジタルフォトフレームを購入。





これは、携帯からメール添付で写真を送れるタイプ。

店の外にいて、気にいった風景などをその場で店に送れるわけです。

でも、当面の使い方は、

出産内祝い米の過去のデザインをスライドショーにしようかと思っています。

でも、830件を超えるご注文、

一件一件JPEGにしないと。

う~ん、いつ全部出来るか?

暮れ?は無理か。

正月仕事かな。

でも、楽しみ (^_^)
勿論、値段が最重要の方もいるだろうし、美味しさにこだわる人もいるでしょうし。

でも、実際のお米を見たときにどう判断したらいいのでしょうか?

玄米で購入される場合、

●まず、1.9㎜以上のふるいでふるわれて
●粒が揃っていて
●つやのある表面
●擦れて痛んでない
●変なにおいがついていない
●青や白の粒が少ない(あるからダメということではないが)

なんですが、これって、米屋でもなければ無理ですよね。

白米なら、もう少し判断できるかも。

●粒が揃っているか
●割れている粒が少ないか
●表面が綺麗か(傷があるか、がさついていないか)
●透明感のある飴色か

ぐらいが、見た目の判断材料でしょう。

でも、ポリ袋に入っていたら、ほとんど中が見えないことも多いですよね。

かろうじて、少し窓があるくらいか、脇の印刷部分がないところから覗けるくらい。

まぁ、正直なことを言えば、最低限のこととして、

●ディスカウントは避ける
●特売も避ける

くらいでしょうか。

安く売りたいことが、連鎖反応として、中身にどう波及するのか、

Only God knows!

ということで。

最後に、裏技として、

袋をひっくり返すと、静電気で米粒が袋につきます。

割れた米や小米があると、たくさんつきます。

割れた米や小米は、そりゃぁ、どんなに気を使っても多少は出ます。
全くゼロというわけにはいきません。

でも、余りにも多いと、玄米段階での調整が悪いか、精米が悪いか、中身がいびつか・・・
「研ぎ」、精米の最終工程。
表面の汚れと薄く残ったヌカ層を、研ぎで剥ぎ取ることが目的でした。

「でした」、という過去形は、現在の精米機のレベルが上がり、家庭での最終工程が不要になっている、ということです。

今は、むしろ、「洗う」という感覚が近いですね。

一回目は、勢いよく水を入れて、素早くかき回して、汚れを浮かび上がらせ、それを捨てる。

このとき、のんびりしていると、吸水速度が一番早い段階のお米が、汚れを吸いこんでしまいます。

次に、2~4回洗ってください。水を入れずに昔のように掌を使って研ぎのイメージで洗ってから、水を入れて流す方と、ある程度の水を入れてかきまわして流す方がいるようですが、どちらでもいいと思います。

ただ、あまりぎゅっぎゅっと研がないでください。粒が割れてしまう恐れがあります。

料理の本の中には、「水が澄むまで」と書いてあるものもありますが、上記のプロセス終了後、ある程度の水量を入れてちょっと間を置いてください。最初は濁っているように見えても、それが沈殿して上部が澄めばOKです。

研ぎにせよ、洗いにせよ、家庭での対応がうまくないと、黄ばんだご飯になってしまうことを防ぐために、精米しすぎで、美味しくなくなってしまっているお米もあるようですね。

ざっと外観を見ても、「白すぎ」という感想を持ちます。

過精米と言います。

あと、ここで書いたことは、米屋とかスーパーで販売されているお米に関してです。

家庭用精米機、一部のコイン精米機、生産者所有の精米機で精米されたお米は、「研ぎ」が必要かもしれません。
最近の炊飯器、特にIH圧力式の炊飯性能は大変高度なものになっています。

「優れている」とは、必ずしも言い切れないところもあるのですが。

以前はなかった機能が付いていることを知らないで使っている方も多いと思います。たとえば、浸漬機能やむらし機能など。

実は、最新の炊飯器のほとんどは、事前の浸漬時間が不要になっています。

マニュアルを良く読んでいただきたいと思います。

「研いだあと、浸漬時間をとらずに、すぐにスイッチを押す」

と書いてあるかと思います。

じゃ、浸漬時間はどうするのか?

今の機械は、すぐに沸点まで加熱しないで、20分程度、40度前後の水温で浸漬させます。メーカーにより、この設定は異なるようです。

本来、冷水で一時間かけるところを近道しているわけです。

松下では、これを「前炊き」と称していました。
今は、ほとんど標準になっているので、わざわざマニュアルには書いていないかと思います。

とにかく、一度、よくマニュアルを読んでいただきたいと思います。


★注意点

1.
この機能をご存じなく、炊飯前の浸漬をわざわざ行っていると、二度浸漬することになり、時間が無駄です。

2.
炊飯器に浸漬させるより、事前にじっくり浸漬した方が本当はやっぱり良いので、その場合は、

一時間浸漬させた後、前炊き機能を含む普通の炊飯モードではなく、高速炊飯とか急速炊飯(呼び方はメーカーによって違いますが)モードを選択された方が良いと思います。

炊飯比較をすると面白いと思います。

3.
当家ではサンヨーの圧力釜「踊り炊き」を使用していますが、使い切れないほどの炊飯モードがあります。その中に、

『匠炊き』

というのがあります。
匠の技、ということなんでしょう。

どういうことなのかと思って良くマニュアルを読んでみたら、

「前炊き機能」を使わずに、浸漬時間を長めにとっての炊飯でした。


おいおい、要するに以前の普通の炊飯じゃないの!!!

これが、匠になってしまう。

そういえば、昨年、「家電BEGIN」の炊飯器特集に呼ばれて10台もの炊飯器による食べ比べをしたことを思い出しました。


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