平成17年、新潟県のコシヒカリが一変しました。「コシヒカリBL」という新しい品種になりました。BLとは、Blast resistance Lines:いもち病抵抗性系統のことです。名前の通り、お米の病気「いもち病」に抵抗がある品種です。
余りにも突然の変更で、内容が今一つ理解できなかったのですが、ようやくどのような物かがわかってきました。当店の方針は、
「従来(本物)コシヒカリ」にこだわりたい、ということです。
以下、コシヒカリBLに関してのPR内容(JA全農にいがたのリーフレット等から抜粋)と当店の見解です。
- ■病気に強くなる⇒農薬が減り環境に良い
- コシヒカリBLは、コシヒカリと「いもち病」に強い品種を掛け合わせて作った品種です。コシヒカリBLは、現在6種類(将来は10種類)あり、その中から毎年4種類を選択して作付けします。病気の発生率が減り、農薬散布も減るので、環境に優しい農業が実現できます。
- ■味は変わらない
- 平成15年、お米の卸売り業者に試食してもらいましたが、同じと答えた人が最も多く、コシヒカリBLの方が美味しいと答えた人も従来のコシヒカリの方が美味しいと答えた人と大体同じくらいいました。
平成16年、東京・大阪・名古屋の16世帯の消費者にモニター調査をお願いしましたが、8割がコシヒカリBLの方が美味しい、または変わらないという結果でした。 - ■DNA鑑定で偽物が排除できる
- 今まで、エセ新潟コシヒカリが出回っていましたが、毎年変わるDNAを鑑定できるので、偽物を排除できます。