最近の炊飯器って?

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最近の炊飯器、特にIH圧力式の炊飯性能は大変高度なものになっています。

「優れている」とは、必ずしも言い切れないところもあるのですが。

以前はなかった機能が付いていることを知らないで使っている方も多いと思います。たとえば、浸漬機能やむらし機能など。

実は、最新の炊飯器のほとんどは、事前の浸漬時間が不要になっています。

マニュアルを良く読んでいただきたいと思います。

「研いだあと、浸漬時間をとらずに、すぐにスイッチを押す」

と書いてあるかと思います。

じゃ、浸漬時間はどうするのか?

今の機械は、すぐに沸点まで加熱しないで、20分程度、40度前後の水温で浸漬させます。メーカーにより、この設定は異なるようです。

本来、冷水で一時間かけるところを近道しているわけです。

松下では、これを「前炊き」と称していました。
今は、ほとんど標準になっているので、わざわざマニュアルには書いていないかと思います。

とにかく、一度、よくマニュアルを読んでいただきたいと思います。


★注意点

1.
この機能をご存じなく、炊飯前の浸漬をわざわざ行っていると、二度浸漬することになり、時間が無駄です。

2.
炊飯器に浸漬させるより、事前にじっくり浸漬した方が本当はやっぱり良いので、その場合は、

一時間浸漬させた後、前炊き機能を含む普通の炊飯モードではなく、高速炊飯とか急速炊飯(呼び方はメーカーによって違いますが)モードを選択された方が良いと思います。

炊飯比較をすると面白いと思います。

3.
当家ではサンヨーの圧力釜「踊り炊き」を使用していますが、使い切れないほどの炊飯モードがあります。その中に、

『匠炊き』

というのがあります。
匠の技、ということなんでしょう。

どういうことなのかと思って良くマニュアルを読んでみたら、

「前炊き機能」を使わずに、浸漬時間を長めにとっての炊飯でした。


おいおい、要するに以前の普通の炊飯じゃないの!!!

これが、匠になってしまう。

そういえば、昨年、「家電BEGIN」の炊飯器特集に呼ばれて10台もの炊飯器による食べ比べをしたことを思い出しました。


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このページは、RIOが2012年1月 4日 23:21に書いたブログ記事です。

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