お米の研ぎ方って?

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「研ぎ」、精米の最終工程。
表面の汚れと薄く残ったヌカ層を、研ぎで剥ぎ取ることが目的でした。

「でした」、という過去形は、現在の精米機のレベルが上がり、家庭での最終工程が不要になっている、ということです。

今は、むしろ、「洗う」という感覚が近いですね。

一回目は、勢いよく水を入れて、素早くかき回して、汚れを浮かび上がらせ、それを捨てる。

このとき、のんびりしていると、吸水速度が一番早い段階のお米が、汚れを吸いこんでしまいます。

次に、2~4回洗ってください。水を入れずに昔のように掌を使って研ぎのイメージで洗ってから、水を入れて流す方と、ある程度の水を入れてかきまわして流す方がいるようですが、どちらでもいいと思います。

ただ、あまりぎゅっぎゅっと研がないでください。粒が割れてしまう恐れがあります。

料理の本の中には、「水が澄むまで」と書いてあるものもありますが、上記のプロセス終了後、ある程度の水量を入れてちょっと間を置いてください。最初は濁っているように見えても、それが沈殿して上部が澄めばOKです。

研ぎにせよ、洗いにせよ、家庭での対応がうまくないと、黄ばんだご飯になってしまうことを防ぐために、精米しすぎで、美味しくなくなってしまっているお米もあるようですね。

ざっと外観を見ても、「白すぎ」という感想を持ちます。

過精米と言います。

あと、ここで書いたことは、米屋とかスーパーで販売されているお米に関してです。

家庭用精米機、一部のコイン精米機、生産者所有の精米機で精米されたお米は、「研ぎ」が必要かもしれません。

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このページは、RIOが2012年1月 7日 23:58に書いたブログ記事です。

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