2012年9月アーカイブ

特別栽培米での、減農薬は

地域別の慣行栽培基準の半減以下と書きましたが、

その慣行栽培の基準値です。

農薬の成分を点数で表したものです。

感想です。

●北海道が意外と高い。

●東京には米の基準がない(野菜にはある)

●関東と四国が意外と低い

●長野と群馬が一番低い

●北陸が意外と高い

なんてところですかね。

 

慣行栽培農薬基準
(都道府県別)
    農薬点数
北海道 北海道 22
東北 青森 17
  岩手 16
  宮城 17
  秋田 20
  山形 20
  福島 15~17
関東 茨城 17
  栃木 14~16
  群馬 12
  埼玉 12~14
  千葉 14~16
  東京  
  神奈川 14
北陸 新潟 17~19
  富山 18
  石川 22
  福井 20~22
甲信 山梨 14~18
  長野 12
東海 岐阜 24
  静岡 15~17
  愛知 13~18
  三重 16~18
近畿 滋賀 14
  京都 18~20
  大阪 14
  兵庫 20
  奈良 14
  和歌山 18~20
中国 鳥取 20
  島根 22
  岡山 18~20
  広島 21
  山口 23
四国 徳島 16
  香川 16
  愛媛 13
  高知 18~20
九州・沖縄 福岡 12・16
  佐賀 18・23
  長崎 22・24
  熊本 19
  大分 17・20
  宮崎 20・22
  鹿児島 18・22
  沖縄 22

「特別栽培農産物」ってわかりますか?

無農薬とか減農薬とか言われた方が分かりやすいかと思うんですが。

しかし、お上のお沙汰で、現在は、

特別栽培農産物と言います。

以下、特別栽培農産物の区分です。

 

農薬が不使用か五割以下削減。

窒素成分が不使用か五割以下削減。

 

でも、なかなか、消費者には浸透していないですね。

店先のPOPで

「減農薬」 と 「除草剤のみ使用」

と書いてあると、

ほとんどの人が減農薬の方に良いイメージを持つみたいです。

除草剤は、無農薬を目指すと最後のハードルです。

ここを乗り越えれば、無農薬という段階なのにです。

 

所詮、特別栽培だろうと、無農薬・減農薬だろうと、

表示だけでは伝わらないのに、

記号に意味を持たせてそれだけで説明するのは無理です。

もっと、現場の声を聴いてから、制度を変えて欲しいのですが・・・

 

ところで、以前も書きましたが、上の表に

「節減対象農薬五割以下」とありますが、

何に対しての五割?

 

これは、その都道府県もしくは地区や品種ごとに定められている

「慣行栽培」で認められている上限の農薬使用量に対してです。

 

これが、ばらばらなのに、

「五割以下」ということは、絶対基準じゃないってことですね。

ばらばらなのは仕方ないことです。

環境などの違いがありますから。

 

ということで、今度は、この慣行基準を一覧表にしてみたいと思います。

宿題!

このアーカイブについて

このページには、2012年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年8月です。

次のアーカイブは2012年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2012年10月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31