農薬は怖くない?

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石川県の番場さんがご来店時に色々お話したときに農薬の話をしました。

「放射能は怖いけど、農薬は怖くないのかな?」

という話になり。

ラットなどの実験から、国が安全基準を定めて、そして私たちはたいして気にせずに農産物を食べている。

添加物も同様だけど。

放射能については国は信用できないけど、農薬や添加物は大丈夫なのかな?


1960年代とか農薬をばんばん振っていた時代に比べると、今は農薬は危険度も低くなり実際の使用量も減っているし、生産者も直接吸引しないですむような使い方になってきたり、と変わってきています。

農薬基準も当然、昔より厳しくなっています。

ということで、使用量が多かった時代のこと。

●有機リン系の今は使用禁止の農薬を使っていた年代の生産者には、自律神経失調の方が多い

●今は使用禁止の除草剤を使っていたある県では、障害を持って生まれてくる赤ちゃんが多かった

などなど。

多分、今ならニュースになるような話しをお伺いしました。


さらに、2000年頃まで、大豆の収穫期になると、除草剤をまくなんて話も。

なぜ、収穫期に?

葉っぱを落として、後の作業をしやすくする為だそうです。

除草剤をばんばん使っても大丈夫な、遺伝子組み換え大豆の狙いが、なんとなく見えてくるような。



無農薬の大変さは、産地に行って、直に見るとわかります。

夏のとんでもない蒸し暑い日中、稲と稲の間を手押し車を押しながら、

雑草を手取りしていく。

雑草対策は様々な方法がありますが、それでも、どうしても雑草は取りきれない。最後は、人力に頼るしかない。

収量は普通より悪く、体力勝負の草取り、それが、ついて回るのが無農薬栽培。

見ていたら頭が下がります。

のんきに会話をしながら、売ったり買ったりしていられるご気楽さよ。


でも、価格の問題もあって、ほとんどの人は、慣行栽培か、せいぜい減農薬栽培。

残留農薬は間違いなくあります。
検査で未検出でも、それは、検査の下限値以下ということで。

でも、
「ごくごく微量だから、健康には問題ない」

勿論、ごくごく微量でも、体の中で悪さはしています。

人間がそれに耐えられるという前提で、使っているだけです。

放射能と同じ話しなんだけど。

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このページは、RIOが2012年1月13日 22:13に書いたブログ記事です。

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