個別にさらに低い検出下限値にて個別検査を受けたお米もあります。
各県の新米の放射能検査、ほとんど終わりました(実行していない県もあります)。 ほとんどの検査で、「検出されませんでした」という結果になりました。
個別にさらに低い検出下限値にて個別検査を受けたお米もあります。
各県の新米の放射能検査、ほとんど終わりました(実行していない県もあります)。 ほとんどの検査で、「検出されませんでした」という結果になりました。
第二次大戦後、各国が競い合って行った水爆実験の灰が、特に1960年代に日本にも降り注ぎました。
そのため、ずっと放射能は検出されています(1963年が最悪)。土壌からも、お米からもです。1963年の玄米からは最高20Bq/kg・平均11Bq/kg(白米からは最高8Bq/kg・平均4Bq/kg)の137Cs(セシウム)が、検出されています(134Csは、原発からしか発生しないので、検出されていません)。
なお、現在でも、黄砂に中国の水爆実験の放射能が含まれています。春先、黄砂の時期にはPM2.5だけではなく、放射能値も上がっています。最近は、ごくわずかの量ですが。例年であれば、東日本より西日本の方が放射能の影響を受けています。
放射能検査は、検査機の性能と、かける時間によって変わってきます。
だいたいはセシウムで20Bq/kg(134と137それぞれ)を検出できる下限値としているようです。福島などは厳しく、5Bq/kgのようです (H23.10.15修正) 5~10Bq/kgです。(国の暫定規制値はセシウム+ストロンチウム(セシウムの約十分の一) で500Bq/kg)。
もっと低く測ることもできます。時間をかければ。上記の過去データを見ても、0.1Bq/kg以下まで測っています。震災直後なので、機材も技師も不足でとても下限値を下げての測定ができなかったようです。
あわてて策定されたような印象が強い、国の暫定規制値(穀類の場合、500Bq/kg)ですが、実は2000年にはすでに内容が出来上がっています。食事からの内部被ばくが5mSvを超えないように作られた基準です。
具体的には、食品を次の五部門に分けて(飲料水 牛乳・乳製品 野菜 穀類 肉・卵・魚)、 それぞれ1mSvを超えないように計算されています。
基準値の根拠を追う:(独)産業技術総合研究所に詳しく説明されています。
現実の検査での結果を当てはめてみます。20Bq/kgを上限として計算すると、
全体としては、他食品と合わせて計算しなければなりません。そこで、暫定規制値が200Bq/kgの飲料水を見てみると、東京都水道局の検出基準は 0.9Bq/kgで、最近はずっと未検出です。さらに、他食品についても考慮が必要ですが、生活全般で安全目安と言われている1mSvを大きく上回るようなことはないのではと考えております。