雪若丸 特別栽培米 山形県鶴岡市おんぶバッタの会
厳選された玄米をこだわりの低温精米で仕上げます!
五ツ星・三ツ星マイスターとお好みのお米を探しましょう。
令和六年産 山形県雪若丸
(農薬・化学肥料五割減)
誕生:2017年
親品種:山形80号/山形90号
開発地:山形県 県農業総合研究センター水田農業試験場
山形県の新品種!やっとヒットした「つや姫」の弟分としてデビュー!
「つや姫」の持ち味である、粘りや甘みを控えめにして、とにかく、噛み応えがオンリーワンと言っていいくらい。
山形県鶴岡市和名川(旧東田川郡藤島町)『おんぶバッタの会』が作る、「雪若丸」。
『おんぶバッタの会』は、「人と土と作物に優しい農業を目指している」生産者グループで、このお米は化学合成農薬と化学肥料(窒素分)が、地域通常の半分以下の、「特別栽培米(減農薬・減化学肥料)」です。
『雪若丸』とおんぶバッタの会
「雪若丸」って、何ですか?
一言で言えば、今までにないバランスのお米。
これまでのお米は、粘って・甘くて・白くて・柔らかいか、粒感があって・さっぱりで・ちょっとくすんだ色感で・しっかり目か、二者択一のお米でした。
「雪若丸」は、そういう既成概念を打ち壊す品種。粘りはある(つや姫よりは弱い)・ぴかぴか光る・甘みは控えめ・そして、噛み応えが群を抜く。噛み応えとは、お米の硬さではなくて、反発力。歯を押しもどすような、力感。
品種の系譜を見ても、面白い。「コシヒカリ」以降の名品種「あきたこまち」「ひとめぼれ」などは、ほとんどが「コシヒカリ」の子供。その後の新品種も、多くは、「ひとめぼれ」を親に持つ、つまり「コシヒカリ」の孫世代が多い。一方で、「雪若丸」は、「あきたこまち」「ひとめぼれ」を三代前に持つ品種。「コシヒカリ」の四世代後になり、「コシヒカリ」の特徴を微妙に受け継ぐことが出来ている。それが、この独特の特徴を生んでいるのだろう
「おんぶバッタの会」は、つや姫の正式デビュー前の試験栽培(平成21年)から栽培している数少ない生産者です。今回も、「雪若丸」デビュー年から栽培開始!
元々、作りにくくて、今は生産量がめっきり減ってしまった「ササニシキ」をずっと栽培していた「おんぶバッタの会」の皆さん。ある意味、農家としての意地とプライドがあったからこその「ササニシキ」だったのかも。
『つや姫』や『雪若丸』に移行してからも、そのノウハウが生かされているのでしょう。見事な出来栄えです。