分搗き精米って?

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店頭精米を始めたのへ何年前だろう。

それまでの大型の精米機とは様子が違い、以前の経験もあまり役に立たず、色々なことを手探りで覚えていきました。

精米圧のダイアルは頼りにならず
一回だけの精米では、出たとこ勝負になってしまい
結局、二台の体制で、粗精米と仕上げ精米の二度搗きにして

などなど。

そんな中でも、分搗きというのは当初ほとんど需要がありませんでしたが、

その後の玄米食やマクロビなどの普及から、徐々に増えてきました。

普通の白米精米は、十分(じゅうぶんではなくて、「じゅうぶ」)搗き。
玄米は、ゼロ分搗き。

分搗きは、その中間。

三分搗きだとかなり黒く、七分搗きだとうっすら黒い。

白米精米より、少なくヌカをはぎ取りますので、普通精米より楽かと言うと逆で、ご要望より多く精米してしまうと後戻りできません。気を使います。

精米圧を下げて、最低二回、多ければ、目指す仕上がりまで何度でも、機械を回します。

見た目の色と重量から判断。

お米によって、ヌカ層の厚みも違うし。

胚芽が多く残っていれば、実はもう出来上がっているのに、重さを測ると考えていた重量より多かったりと。

その日の温度や湿度でも精米具合は違うし。

一番、気を使うけど、同時にチャレンジングであり、うまくいくと、

「やった!」

と、内心ガッツポーズ!

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このページは、RIOが2011年12月23日 22:23に書いたブログ記事です。

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